省エネ
Teekay社のAframaxタンカーへ採用したPBCFの模型及び実船試験
Teekay社は新造船及び就航船両船に対する推進効率の向上を目的とした技術開発プロジェクトを2006年に開始し、PBCFは模型試験を行った省エネ装置の1つである。PBCFの模型試験での良好な結果より、アフラマックスタンカーKILIMANJARO SPIRITで実船試験を行うことを決断した。慎重に条件管理を行いながら、PBCFの取付け直前に海上試運転を行い、PBCF取付け後に再度海上試運転を行った。
試運転結果は、模型試験より予測された結果とほぼ一致しており、PBCFは馬力の軽減に効果、即ち 省エネ効果があることが確認できた。
Faired Results at Even Speeds
実船試験の結果より、PBCFの効果が十分に検証され、Teekay社のタンカー船隊への取り付けが決定された。期待される省エネ効果は約3.5%であり、アフラマックスタンカー、スエズマックスタンカーの予想投資回収期間は約6ヶ月である。この数値は要求される費用対効果の値を超えた良い数値となっている。